記憶の倉庫と向き合う
こんにちは、バリでヨガインストラクターをしているYokoです。
今回のブログはヨガのお話から。
"なぜ人々は悩み苦しむのか?"
それは、過去や未来に対する心配や不安ばかりに心が動かされているから。
起こってもいないことに対してなぜ心配する?
もしそれが起こらなければ余計な心配となり、その事ばかり気を取られていては気が散ってしまうばかりで意識が今になく、未来に焦点を合わせていることになる。
【 ヨガは心の動きを制御すること 】
人間の心は記憶の倉庫といわれ、感覚器官を通して多くの印象を残します。
ヨガではこの記憶のことをサンスカーラ(潜在意識の残存印象)といい、この記憶がふとした瞬間に蘇り心が暴走し私たちを苦しめます。
この心の働きは5種類あり、
< 無知 ・ 自我意識 ・ 欲望 ・ 嫌悪 ・ 恐れ >
という5つの煩悩から、サンスカーラが生まれます。
よく恋愛に例えるのですが…
彼が最近冷たい…(無知)
↓
彼は他に好きな人がいるかも…(自我意識)
↓
彼は私だけのもの(欲望)
↓
なぜ私だけを見てくれないの?(嫌悪)
↓
彼が離れてしまうかもしれない(恐れ)
このようにして、自分で思考して→自分を苦しめる悪循環を繰り返します。
どの時代にも心の動きで人々は苦しんでいたという事ですね。
ヨガで目指すのは、意識を今に集中させて心の動きから自由になることで、
ポーズはあくまでも体の健康や瞑想しやすいように体を整えるもの。
心あってのからだ、心の病がからだに不調を引き起こします。
日本のように慌ただしく過ごしていると、つい忘れがちなのが心の健康。
常に新しいモノが生まれ、追いかけ、着飾り、仮面を作り…心身にストレスや不調を招いてしまう…
自分のことを癒せるのは、自分しかいない。
だからこそ、自分を大切に・自分の声にアンテナをたてて
日々過ごしていきましょうね☺
皆様がハッピーでありますように…
バリから祈りを捧げます。
『バリで日本語ヨガクラスはバリリダヤだけ!
詳細はHpをご覧くださいませ☺』